九州電力傘下のQTnet(福岡市)の岩崎和人(かずと)社長は

九州電力傘下のQTnet(福岡市)の岩崎和人(かずと)社長は、2022年3月期の単独売上高について17年3月期実績比2割増の約670億円とする方針を明らかにした。需要拡大が見込める家庭向けの格安スマートフォン事業や法人向けのセキュリティー分野で顧客開拓を進める。同社は今年設立30周年を迎えたのを機に、家庭向け自社ブランドを更にアピールして顧客の認知度を高めることで業績拡大を図る。

 同社の格安スマホブランド「QTmobile(キューティーモバイル)」は今年3月、前身の「BBIQ(ビビック)スマホ」から名称変更し、福岡市に直営1号店を7月に開業した。岩崎社長は九州の格安スマホ市場について「100万台程度は更に増える余地がある」とみて、20年3月期に現状の約8割アップに当たる10万件以上の顧客獲得を目指す。

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 同社がもう一つの家庭向けサービスの柱と掲げる高速インターネットサービス「BBIQ」は02年にスタート後、累計契約数38万回線に上る。「これからの世帯主はネット環境で育ったデジタルネーティブ世代に変わる」として、更なる契約件数の上積みを狙う。

 一方、サイバー攻撃不正アクセスによる被害が社会問題化する中、約700社の主要顧客を持つ法人向けはセキュリティー分野に注力する。QTnetは昨年4月にプロジェクトチームを設け、10月に外部からのサイバー攻撃に備えた顧客情報防衛サービスの提供を始めた。

 岩崎社長は「社会インフラとして重要なセキュリティー分野は欠かせない商品になる。主要顧客との接点を増やして関係を深め、当面は100社との契約を目標としたい」と意欲を示す。【浅川大樹】

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